オンプレミスとの違い【メインフレーム】富士通の終了、NECの撤退?

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メインフレームって何?

メインフレームとは企業の基幹業務システムや膨大なデータ処理を担うために特別に設計された、大型で高性能なコンピュータを指します。

これらのシステムは特に大規模な企業や政府機関において、重要なデータの処理や管理を行うために不可欠な存在です。一般的に「大型汎用機」や「ホストコンピュータ」とも呼ばれ、長年にわたり企業の中核業務を支えてきました。 

60年前のコンピューター、動かし続ける「守人」浜田忠男さん

メインフレームの特徴として、まず挙げられるのはその高い処理能力です。

これにより同時に多数のトランザクションを処理することが可能で、特に金融機関や政府機関においては、その信頼性とセキュリティ性が重視されています。メインフレームは、複数のユーザーが同時に利用できるため、大量のデータを迅速に処理し、業務の効率化を図ることができます。 

メインフレームは、企業の基幹業務を支えるために幅広く利用されています。具体的には、財務管理、在庫管理、顧客情報管理などが挙げられ、これらの業務は高い精度と信頼性が求められます。特に、24時間365日稼働する必要があるため、メインフレームの高い信頼性と安定性が重要な要素となっています。 

image_01 オンプレミスとの違い【メインフレーム】富士通の終了、NECの撤退?

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メインフレームとオンプレミスとの違い

オンプレミスとは、企業が自社内にサーバーを設置し、システムを運用する形態を指します。

この方式では、企業は自らのデータセンターでハードウェアやソフトウェアを管理し、運用するため、データのセキュリティやプライバシーを高めることが可能です。特に、機密性の高い情報を扱う業種においては、オンプレミスの選択が依然として重要視されています。

メインフレームの利点は、その高い処理能力と信頼性にあります。特に、ミッションクリティカルな業務においては、メインフレームが持つ並行処理能力が大きな強みとなります。例えば、金融機関では、リアルタイムでのトランザクション処理が求められるため、メインフレームの安定した性能が不可欠です。

オンプレミスの利点はカスタマイズ性の高さにあります。企業は自社のニーズに応じて、特定の業務に特化したシステムを構築することができ、これにより業務効率を最大化することが可能です。また、オンプレミス環境では、システムの変更やアップグレードも容易に行えるため、柔軟な運用が実現します。

メインフレームとオンプレミスの欠点を比較すると、メインフレームは高コストと技術者不足が課題です。

専門的な知識を持つ技術者の確保が難しく、運用に支障をきたすことがあります。一方、オンプレミスは初期投資が大きく、運用管理が複雑であるため、企業は長期的な視点でのコスト管理が求められます。 

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富士通のメインフレームの完了

富士通は2022年2月に、2030年度末にメインフレームの製造・販売を終了し、2035年度末にはサポートも終了することを発表しました。

この決定は同社の60年以上にわたるメインフレーム事業の終焉を意味し特に国内市場における影響は計り知れません。

富士通の撤退の背景には国内市場の縮小やクラウドサービスの急速な普及、そしてデジタル変革への対応が挙げられます。

特にメインフレームはレガシーシステムとしての複雑さや老朽化が進んでおり、これが企業のIT戦略における大きな障壁となっています。これらの要因が重なり、富士通は事業の見直しを余儀なくされたのです。

富士通のメインフレーム撤退によって既存のユーザー企業はシステム移行を急がなければならない状況に直面しています。

特にレガシーシステムの維持はIT人材の高齢化やサポート終了によるリスクを伴い、経済的損失が年間最大12兆円に達する可能性も指摘されています。このため、企業は早急に移行計画を立てる必要があります。

富士通としてはメインフレームからの移行を支援するために専門組織を設置し、顧客のIT資産の可視化やスリム化を進めています。この取り組みは、オープン化やクラウド化を通じてシステムの近代化を図るものであり、顧客が新たな環境にスムーズに移行できるようサポートしているようです。

NECはメインフレーム撤退?しません!

NECはメインフレーム事業の継続を明言し、2032年までの製品ロードマップを発表しました。

この「ACOSシリーズ継続宣言」は、顧客に対する信頼を高める重要なステップであり、NECがメインフレーム市場において持続的な存在感を示すことを目的としています。

これにより顧客は長期的な視点でのシステム運用を計画しやすくなり安定したサポートを受けることが可能となります。

NECは2022年6月30日に、メインフレーム「ACOS-4」シリーズの新製品「i-PX AKATSUKI/A100」を発表しました。この新製品は、クラウドとの連携機能を強化し、システム性能を従来比で約1.3倍向上させることを目指しています。

特にRESTインターフェースの強化により、外部システムとのデータ連携が容易になり、顧客の業務効率化を支援します。 

NECはこうして顧客のレガシーシステムを活用しつつ、同時に段階的モダナイゼーションを提案しています。このアプローチは業務や機能単位でのシステム改修を行うことで、リスクを最小限に抑えつつ、徐々にデジタルトランスフォーメーションを進めることを可能にするものだといえるでしょう。

これによって顧客は既存の資産を最大限に活用しながら、未来のIT環境によりスムーズに適応することができると思われます。 

メインフレームの将来

メインフレームは特に金融や製造業において依然として重要な役割を果たしています。

これらの業界では、大量のデータ処理と高い信頼性が求められるため、メインフレームの存在は不可欠です。例えば金融機関では、リアルタイムでのトランザクション処理が必要であり、メインフレームはその要求に応えるための最適なプラットフォームとなっています。

Assembling the IBM Z mainframe in 120 seconds

クラウド技術の進化によりメインフレームの役割は変化しつつありますが、完全に置き換えられることはないと考えられています。メインフレームは依然として高い処理能力を持ちそれが優位性を持つ分野というのはあるわけです。 

そして技術革新によって今もメインフレームは仮想化技術やセキュリティ機能の強化を通じて進化を続けています。

仮想化技術はリソースの効率的な利用を可能にしシステムの柔軟性を高めます。また、メインフレームは根本的に高いセキュリティ性を持つので、特に機密情報を扱う業界の一部においては、その重要性はますます高まっています。 

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