オラクルの豆知識とラリー・エリソン

ラリー・エリソンのをイメージした巨大なヨット IT企業
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オラクルの成り立ち

nuin-8 オラクルの豆知識とラリー・エリソン

クラウドアプリケーションとプラットフォームサービスの包括的かつ完全に統合されたスタックで知られるオラクルコーポレーション

世界175カ国以上で事業を展開するオラクルはまさにグローバル企業だ。その製品とサービスは、小売業から製造業、公共サービスまで、データベースを中心にして、幅広い業界に影響を与えている。

オラクルは1977年にラリー・エリソン、ボブ・マイナー、エド・オーツによって設立された会社である。

神託を意味するその社名はなんとアメリカのCIA(中央情報局)のコンサルティング会社として、”オラクル”というコードネームのプロジェクトでスタートしたことから始まっています。

ビリオネアとしても有名なオラクルのラリー・エリソン

このプロジェクトの目的は台頭しつつあったSQLデータベース言語を使用してデータを管理することであり、このプロジェクトがオラクルの基礎を形作ることになったのです。

彼らのビジョンはオラクルの主力製品であるオラクル・データベース(SQLを利用してデータを処理するリレーショナル・データベース管理システム)になりました。

オラクルが初めてSQLベースのRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)を商業的にリリースしたのはなんと1979年のOracle V2であり現在まで続く。

そしてSQL(Structured Query Language)についても、リレーショナル・データベース管理システムの標準言語となっています。

それだけでなく更に同社は、顧客関係管理(CRM)ソフトウェア、企業資源計画(ERP)ソフトウェア、データベース技術に対するニーズの高まりをうまく利用し期待に応えていった。

その結果今やオラクルはソフトウェアやハードウェア・システム、サービスなど幅広い分野に事業を拡大している。

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オラクルの進撃

その歴史における興味深い側面の1つは、特に1990年代から2000年代にかけてのマイクロソフトとの競争上のライバル関係でしょうか。

オラクルは大規模でエンタープライズグレードのソリューションに注力し、マイクロソフトはSQL Server製品で中小企業をターゲットにしていた。

2008年に発売されたOracle Exadata Database Machineはオラクルが導入した数多くのハードウェア・ソフトウェア・エンジニアリング・システムの最初のものである。

これらのシステムは、オラクルの主力製品であるオラクル・データベースに極めて高いパフォーマンスを提供するよう設計されている。

ハイテク業界のクラウドベース・サービスへのシフトに大きく貢献した企業としても知られている。同社は顧客関係管理(CRM)、企業資源計画(ERP)、人的資本管理(HCM)など、包括的なクラウドベースのアプリケーション・スイートを提供することで大きく前進した。これによってオラクルは、クラウド中心化が進む世界でも存在感を維持できるようになったのです。

また、創業以来、サン・マイクロシステムズ、ピープルソフト、ネットスイートといった重要な買収を含め、100社以上を買収してきた。これらの買収により、オラクルは製品レンジを多様化し、様々な技術領域における地位を確固たるものにしてきた。

オラクルはまた、オープンソースコミュニティにも多大な貢献をしてきた。

おそらく最も顕著な例は、サン・マイクロシステムズの買収後に引き継いだJavaプログラミング言語の管理であろう。

Javaは世界で最も人気のあるプログラミング言語のひとつであり、多くのソフトウェア・アプリケーションやシステムで重要な役割を果たしている。

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オラクルのトリビア

オラクルは自社製品を使用する大企業の1つであり、ハイテク業界では「自分のドッグフードを食べる」というコンセプトで知られている。

この慣行はオラクルが顧客に届く前に問題を特定し修正するのに役立ち、ソフトウェアのバグを可能な限りなくすことを保証する。

カリフォルニア州レッドウッドシティにあるオラクル本社は、オラクル・レッドウッド・ショアーズとして知られ、それ自体がランドマークとなっている。

円筒形の円盤を模したユニークなデザインのビルはスター・ウォーズの有名なかわいいロボットに似ていることから、ユーモラスに「R2-D2ビル」と呼ばれている。(金色じゃない方だ。)

スポーツのスポンサーシップにも進出していて、メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地であるサンフランシスコのオラクル・パークの命名権を持っている。

さらに、同社はカリフォルニア州オークランドのオラクル・アリーナの命名権を持っている。

創業者ラリー・エリソンはヨットへの関心でも知られ、世界最高峰のヨットイベントであるアメリカズカップに多額の投資を行っている。他にもテニスのBNPパリバ・オープンのスポンサーを数年間務めている。

世界最高のヨットレースアメリカズカップに心酔するエリソン氏について

オラクルの発展と今

そしてもちろん研究開発に対するコミットメントも大きい。同社は毎年、新しく革新的なテクノロジーの開発に数十億ドルを投資している。世界中で複数の研究開発センターを運営し、現在、人工知能、機械学習、量子コンピューティングなどの分野で限界に挑戦している。

オラクルは企業におけるデータ主導の意思決定を推進するパイオニアである。オラクルのビジネス・インテリジェンス(BI)ツールは、強力なデータ分析と可視化機能を提供し、無数の組織がデータから得られた洞察に基づいて情報に基づいた意思決定を行えるようにした。

企業の持続可能性の分野でも大きく前進している。オラクルは、2025年までに業務上の二酸化炭素排出量を25%削減することを約束し、また、環境に配慮した幅広い製品とサービスを通じて、顧客の持続可能性に関する目標達成を支援することを約束しています。

オラクルの慈善活動部門であるオラクル・ギビング(凄い名前である。。)は、世界中のさまざまな非営利団体や教育機関に毎年数百万ドルを寄付している。

この取り組みは、企業の社会的責任に対するオラクルのコミットメントを支えるものといえるでしょう

オラクルの買収 

オラクルはそれ自身コア技術を持つ優秀な企業だが、それだけに留まらず、生産的かつ戦略的な企業買収を多く行ってきた企業でもある。

ちなみに最近検討をしている企業もあります。Veradigm、ベラダイムは医療データの管理と分析を行う企業で、Oracleはこの企業の買収を検討しています。

Veradigmの市場価値は約10億ドルとされておりOracleがこの買収を通じて医療データの信頼性を高め、より良いサービスを提供することを目指していると報じられています。具体的な買収額や条件はまだ発表されていませんがOracleの医療分野への進出を示す重要なステップとなるでしょう。

以下ではこれまでの買収を振り返ってみましょう。

まずは近年、2020年以降。

2021年にはGloriaFoodを買収し、オンラインフードオーダリングソリューションを強化しました。この買収により、Oracleは飲食業界におけるデジタルサービスの提供を拡大しました。

Cerner Corporation: 2021年12月、Oracleは医療IT企業のCernerを283億ドルで買収しました。この買収は下記でも触れますがOracleにとっても最大規模の取引であり、医療分野への進出を強化する狙いがあります。

2022年にはAdiInsightsを買収し、労働力管理の分野においても新たな技術を取り入れました。これにより、Oracleは人事管理や労働力の最適化に関するソリューションを強化しています。

2023年10月にはNext Technikを買収しました。Next TechnikはNetSuite顧客向けのフィールドサービス管理ソリューションを提供する企業で、この買収によりOracleは自社のクラウドサービスをさらに強化することを目指しています

というように、Oracleは2024年年末時点で145件の買収を行っており、マーケティングテクノロジーやサイバーセキュリティなど、さまざまな分野にわたる企業を対象としています。

では、次にそれ以前も主要なオラクルの買収も見てみましょう。

PeopleSoft: 2005年、OracleはエンタープライズソフトウェアのPeopleSoftを51億ドルで買収しました。この取引は、OracleのERP市場での地位を強化した。

BEA Systems: 2008年にBEA Systemsを85億ドルで買収した。OracleのFusionミドルウェアソフトウェアスイートを強化した買収だ。

Sun Microsystems:最も有名な買収かもしれない。オラクルは2009年にSun Microsystemsを74億ドルで買収した。この買収によってOracleはハードウェアとソフトウェアの統合を進め、Javaプラットフォームの強化を図った。

AddThis: 2016年1月、Oracleはメディアウェブトラッキング技術を提供するAddThisを約2億ドルで買収しました。この買収はデジタルマーケティングの能力を強化しました。

NetSuite: 同じく2016年にOracleはクラウドERPの先駆者であるNetSuiteを93億ドルで買収した。この取引によって中小企業向けのクラウドサービスを拡充した。

Dyn: 更に2016年11月にはDNSおよびネットワーク管理のリーダーであるDynを6億ドルで買収。こちらもクラウドサービスのパフォーマンスを向上を目的としたものだ。

Moat: 2017年4月、Oracleはデジタル広告測定のMoatを8億5000万ドルで買収。この買収により広告の効果測定と分析の能力を強化しました。

このように本業と強化しつつ未来の戦略に結びつくものをうまく買収して企業の価値を高めているのがオラクルである。

無関係であったり相乗効果もないような企業を闇雲に買収するような何も考えていない買収とは対照的な、まさに戦略的買収である。

また、どれも重要な買収であるが、近年の買収活動の中で特に注目されるのはヘルスケアIT企業のCernerの買収である。

Oracle officially completes $28B acquisition of Cerner

この取引は、2021年12月に発表され、約280億ドルでの、なんと全現金取引として完了したものだ。

OracleはCernerの臨床能力と自社のエンタープライズプラットフォーム、分析、オートメーションの専門知識を組み合わせヘルスケア分野のデータ革新を一気に深化させたといえるだろう。

備考

名物経営者ラリー・エリソン

ラリー・エリソンはオラクル・コーポレーションの共同設立者、エグゼクティブ・チェアマン、最高技術責任者として知られるアメリカの起業家、実業家です。

1944年8月17日にニューヨークで生まれたエリソンは、大学を中退してカリフォルニアに移り住み、さまざまな仕事を経験した後、ハイテク産業に携わるようになりました。

Larry Ellison: I had all the disadvantages necessary for success

エリソンは、競争力のあるビジネス手法と、高級車、飛行機、不動産を所有する派手なライフスタイルで知られている。

熱心なヨットマンであり、ハワイのラナイ島を買収するなど、さまざまなベンチャー企業にも投資している。

言うまでもないかもしれないが、フォーブスのリストに載る常に世界で最も裕福な個人の一人である。彼の富は主にオラクル社への多額の出資によるものだが、他にもさまざまな投資を行っている。

リーダーシップ・スタイルに関しては一般的に積極的で競争心が強いことで知られている。オラクルの急成長と買収戦略には賞賛と批判の両方があり、多くの競合他社を買収し、同社の製品ラインを広範囲に拡大してきた。

2014年にオラクルのCEOを退任したが、クラウド・コンピューティングやデータベース・テクノロジーなどの分野に注力し、同社に深く関わり続けている。

現在エリソンはヘルスケア分野にも関与しており、ウェルネス新興企業Planetary Healthの取締役を務めるほか、ヘルステック企業への投資も行っている。

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