OMG オブジェクトマネジメントグループとは
OMG (Object Management Group) は国際的なオープンメンバーシップの非営利の技術標準化コンソーシアムです。
OMGは1989年に11社で設立されました。アメリカのマサチューセッツ州に本部を置いています。
この組織はソフトウェア開発の標準化を推進するために業界のリーダーたちが集まり協力して新しい技術やトレンドに対応するための基準を作成しています。
現在企業以外にも政府機関、学術機関など、さまざまな分野のメンバーから構成されており、オープンなメンバーシップを持つ非営利団体です。
OMGは標準化された再利用可能なソフトウェアコンポーネントの開発、表現、および交換のためのプラットフォームを提供します。
このグループの目標は異なるベンダーのソフトウェアがシームレスに相互運用できるようなインターフェースを、企業が開発できる共同環境を提供することです。
現在のOMGはというと、今や400以上のメンバーを持ち四半期ごとに世界各地で会議を開催しています。
OMGはビジネスプロセス管理(BPM)やクラウドコンピューティング、IoT、セキュリティなどの新しい技術分野でも標準化活動を行っています。
また、標準化のプロセスについては提案された標準が商業的に実現可能であることを保証するため、メンバーがその実装を市場に提供することを約束する、必要があります。
これによって実装されない標準の策定を防げるわけです。
こうして真の相互運用性を確保をOMGはしています。
OMGの4つの貢献
ちなみにOMGのビジネス界への最も有名な貢献は、ソフトウェア工学の分野で標準化された汎用モデリング言語であるUnified Modeling Language(UML)でしょう。
今更と思われるかもしれませんが、システムの設計や分析に広く使用されています。
ビジネスにおけるOMGの貢献の代表的な例は、BPMN(Business Process Model and Notation)です。
BPMNは、ビジネスプロセスをワークフローで指定するためのグラフィカルな表記法を提供するビジネスプロセスモデリングの標準です。これは、より良い理解と最適化のためにプロセスをマップ化しようとするビジネスにとって有用です。
また、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)は、ソフトウェアオブジェクト間の通信を可能にするアーキテクチャです。
CORBAは異なるオペレーティングシステム、プログラミング言語、およびコンピューティングハードウェア上のシステムの相互運用を可能にします。
レガシーシステムを持つ企業では、新しいソフトウェアが古い「知らない」アプリケーションと通信できるようにするためにCORBAを使用することがよくあります。
DDS(Data Distribution Service)もさまざまな業界で採用されている規格です。
分散システムにおけるデータの配信を標準化するためのプロトコルで、リアルタイムアプリケーションにおいて重要な役割を果たしています。
例えば、自律走行車業界では、高性能、リアルタイム、スケーラブルなデータ配信の要件を処理するためにDDSが使用されています。もちろんリアルタイムのデータ処理に対応できることからIoT(Internet of Things)でも広く使われています。

