ファウンドリーサービスとは
ファウンドリーまたはファウンドリ、これはfoundryで鋳造所という意味です。
今ではほとんど半導体の製造所という意味で使われる単語です。
そしてファウンドリーサービス企業とは、設計はするが自社で生産設備を持たない他社に代わって半導体を製造する企業のことです。
ということで、要するに他社の半導体の設計図を実際に鋳造するサービスということです。
現在さまざまな電子機器を製造するために必要な製造能力を提供し、半導体産業にとって重要な役割を担っています。
更には半導体部品のテクノロジーは最先端技術で汎用性も高いことから地政学的にも重要なファクターの一つとしての面さへ持ちます。
こちらはアリゾナのTSMCの映像。
ファウンドリーサービスの役割
半導体ファウンドリーはエレクトロニクス産業にとって重要な役割を担っています。
設計会社に製造能力を提供することで、設計会社は高価な製造施設や設備に投資することなく、革新的な製品の設計に専念することができるのです。
ファウンドリは通常、ウェハーの製造、組み立て、テストなど、さまざまなサービスを提供しています。
また、特定の製造技術に関する設計サービスやサポートを提供する場合もあります。
TSMC、サムスン、グローバルファウンドリーズ
半導体ファウンドリとして最も有名なのは台湾積体電路製造公司こといわゆるTSMCです。
TSMCは、AppleやNvidiaといった大手ハイテク企業を含む、さまざまな企業にファウンドリーサービスを提供しています。
もちろんファウンドリ業界で世界1位の企業です。アメリカのフェニックスや日本の熊本に巨大な工場を建てるニュースも世界的なニュースになっていますね。
こちらの動画はTSMCの日本の熊本工場の建設現場である。
また、自動車、通信、家電などさまざまな業界の顧客にサービスを提供しているアメリカの企業、グローバルファウンドリーズも著名なファウンドリーで世界3位です。
韓国の電機企業サムスンもギャラクシーなどで有名ですが、ファウンドリの業界で実は世界2位の企業です。
AppleとARMの具体例
AppleとTSMCのパートナーシップに関するケーススタディは、ファウンドリ・サービスの利点を示しています。
TSMCの高度な製造プロセスにより、Appleはより強力で効率的なデバイス用チップを製造できるようになり、市場での競争力を高めています。
具体的には企業のコア製品であるiPhoneのAシリーズチップなどのモバイルデバイスの、更にコアを占めるSoCを製造委託しています。
SoCとはSystem on a Chipのことです。
チップ設計会社のARMはTSMCと提携し、同社のCortex-A57プロセッサを製造しました。
やはりTSMCの高度な製造能力を活用することによってARMは顧客のニーズを満たす高性能なプロセッサを提供することができたわけです。
また最後にインテルについても。インテルはIDM(Integrated Device Manufacturer)、つまり統合デバイス製造メーカーとして自社生産の企業として有名ですが、他の多くの半導体メーカーのように近年はTSMCとの連携をしています。
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