パルスレーダーによるセンシング
LiDARとは、Light Detection and Rangingの略で、パルスレーザーの光を利用して対象物の距離を測定するリモートセンシング技術です。
この光パルスは、空中システムによって記録された他のデータと組み合わされ、地球の形状や表面の特性に関する正確な3次元情報を生成します。
LiDARでできること 自動運転から失われた都市の発見まで
LiDARの主な用途の一つはもちろん地形図作成分野です。
LiDARは樹冠を貫通する能力があるため、従来の写真測量では困難だった森林地帯で特に有効です。例えば世界的に地震火山活動などの地質研究をリードするアメリカの専門機関、米国地質調査所(USGS)は、米国の詳細かつ正確な標高モデルの作成にLiDARを導入しています。
また、センチメートル単位で距離計測できる特性のあるLiDARは自動車産業、特に自律走行車の開発にも広く利用されています。
自動運転車はLiDARセンサーを使用して周囲の3Dマップを作成し安全なナビゲーションに役立てているのです。例えばGoogleの自動運転プロジェクト「Waymo」は、このLiDARの応用の顕著な例である。
考古学の分野ではLiDARを使用して風景の高解像度デジタルモデルを作成しています。地上や衛星画像からは見えない人工的な特徴を明らかにすることができるのです。
この技術により実際に密林の下に隠れていたホンジュラスの失われた都市、シウダ・ブランカ(シウダは街・ブランカは白)の発見につながりました。
ちなみにLiDARの問題となる点としては天候の影響を受けやすいことがある。雨が降ったりするとそれだけでレーザー光が散乱して精度が下がってしまうのだ。
また機器の値段についても現状でもまだまだ高い点も未だに導入への足かせとなっている。

